自己投資として読書をする方も多いかと思いますが、数ある本の中から有益な本を選ぶのも難しくないでしょうか?
同じような内容の本が多くて困る
購入したけど前も同じような本読んだ気がする・・・
このような方の為、本記事では著者おすすめのビジネス書7選を紹介します。
選定の基準は著者が読んで印象的で読後に内容を明確に覚えていること。
それでは1冊づつ紹介していきます。
GRIT やり抜く力
・アンジェラ・ダックワース著 2016年
グリッド研究の第一人者ペンシルベニア大学心理学教授の著書。
人々がそれぞれの分野で成功し、偉業を成し遂げるには「才能」よりも「やり抜く力」が重要であることを科学的に突きとめた功績により2013年にマッカーサー賞(日本では知られていないがノーベル賞に匹敵する賞)をダックワース教授が受賞された。(あどがきより)
本書では最大限の粘り強さを発揮して努力する人は、才能があってもあまり粘り強く努力しない人よりも、はるかに偉大な功績を収めることをあらゆるエピソードとともに記載されている。
「2倍の才能」があっても「1/2の努力」では負ける
長期的にみれば目標に対して継続は力なりに尽きる
今日一日頑張ることよりも継続してどれだけ努力できるかが人生では重要になってくる。粘り強さを身に着けたい人や子育て中の両親にもおすすめです。
志高く 孫正義正伝
2007年 井上篤夫著
裸一貫から立ち上がり、いまや世界を見据える事業家となった孫正義。
その原点となる少年時代から、アメリカでの青春期、ソフトバンクの創業、インターネットや携帯電話事業への進出、アリババの上場さらにはロボット事業に至るまで、波乱に満ちたその半生を四半世紀にわたって孫を密着取材してきた作家・井上篤夫が熱く描く
(背表紙内容紹介より)
孫さんが「私ほど努力した人を他に知らない」と言っていたそうですが、その努力と行動の内容が随所に描かれ、ここまでできる日本人は稀有な存在だと改めて感じる非常に熱い本。成功に導く為に、粘り強く考え交渉していく孫さんの行動力は非常に勉強になる。
行き詰ったら読み返したくなるような本で特に若い方や全ビジネスマンにおすすめです。
失敗の科学
2016年マシュー・サイド著
なぜ10人に1人が医療ミスの実態は改善されないのか ?
なぜ墜落したパイロットは警告を無視したのか ?
なぜ検察はDNA鑑定で無実でも有罪と言い張るのか ?
オックスフォード大を首席で卒業した異才のジャーナリストが、医療業界、航空業界、グローバル企業、プロスポーツチーム…
あらゆる業界を横断し、失敗の構造を解き明かす !
(Amazon本書紹介より)
本書は構成や書き方が上手で上記画像のように、まさに小説のように面白く書かれている。
だれでも失敗はあると認められているにも関わらず、失敗を嫌悪するような風潮が日本社会にはあると思うが、本書によれば失敗から学ぶことは最も費用対効果の良い事だという。
失敗を受け入れて事例を調査する事と失敗を許容しミスを処罰しない文化を作ることがよりよい結果を生むことになるでしょう。
RANGE 知識の「幅」が最強の武器になる
2020年デイビッド・エプスタイン
超専門化」よりも、知識の「幅(レンジ)」のある人が成功する
■世の中は、ますます複雑さを増している。それを反映するように、ビジネスでも、研究開発でも、大学教育でも、スポーツでも、さらには幼児教育でも、分野を狭い範囲に絞って深掘りする「超専門化」がもてはやされるようになっている。ところが、こうした「超専門化」が成功しやすい分野は、実は非常に限定されている(ゴルフやチェスなど、ルールが明確で、迅速かつ正確なフィードバックが得られる「学習環境が親切」な領域だけだ)。世の中の大半の領域は、状況が刻一刻と変わり予測不能な出来事が起きる「不親切な学習環境」にある。そこでは、「超専門化」した人よりも、多くの分野に精通し知識と経験の「幅(レンジ)」のある人のほうが成功しやすいことが、さまざまな調査や学術研究で裏付けられている。(Amazon本書紹介より)
結論はタイトルにもあるように知識の幅(レンジ)が可能性を広げる。
点と点が線になるには点を経験する事が必要で持っていない(想定できていない)知識からは新しい考えや発想は生まれない。特に不確実性の高い分野ではレンジの幅が大きい方が成功しやすい。
様々な知識や経験が人を成長させると事例をもって実感させられる本でした。
BRAIN 一流の頭脳
2018年アンダーズ・ハンセン著
★スウェーデンにあるノーベル賞決定機関「カロリンスカ研究所」。
そこで研究を重ねたリサーチャーが明かす、世界最新知見を集約した「脳の機密情報」!
★科学的エビデンスに基づく、自分を変える「ブレイン・シフト」とは ★科学が実証した方法で、「IQ」「集中力」「記憶力」「創造性」「抗疲労力」など、ありとあらゆる能力を一気に、これでもかと伸ばす!
結論:運動はあらゆる能力を伸ばす。
科学的な知見で運動の影響を紹介している本で
運動が健康のために重要だとわかっていても動けない方のモチベーションになる
なんなく運動したほうが良いという考えから明確な理由がわかると明日から体を動かそうと前向きになれる本です。
サードドア 精神的資産の増やし方
2019年アレックス・バナヤン著
【サードドアとは】
人生、ビジネス、成功。どれもナイトクラブみたいなものだ。
つねに3つの入り口が用意されている。
ファーストドア:正面入り口だ。長い行列が弧を描いて続き、入れるかどうか気をもみながら、99%の人がそこに並ぶ。
セカンドドア: VIP専用入り口だ。億万長者、セレブ、名家に生まれた人だけが利用できる。
それから、いつだってそこにあるのに、
誰も教えてくれないドアがある。サードドアだ。
今まで学校では正面玄関(ファーストドア)から入りましょうとしか教えてもらっていなかったので、いかに目標を成し遂げるのに自分の頭で考えていないことがわかる。
ただこの行動力を発揮できる人がどれほどいるか、わかっていてもできないことも多いが、目標をより明確かつ本気にしている人にはサードドアがある事を意識するだけでも、新たな解決策を見出すことが出来るのではないだろうか。
年収90万円でハッピーライフ
2019年 大原扁理著
社会的成功に乗り遅れまくっても、待っているのは楽しすぎる毎日かもしれない。世界一周の旅をしたり、隠居生活をしたり、、、きっかけは、社会が求めるフツーの暮らしへの違和感だった。そしてフツーから脱した今、衣食住のノウハウ(日々の献立、部屋の選び方、お金、心身のこと)今より少し楽に生きるためのカンペ(本書背表紙より一部略)
ビジネス本に分類されるかわからないですが、こんな生き方をされている方がいるのかと思って肩の力を抜いて気楽に読める本です。
競争社会に疲れたら読んでみるのも良いかもしれません。
人は思ったほどお金がなくても生きていける環境もあると考えると気持ちが楽になります。
まとめ
人によって求めている内容が違うと思いますので幅広いジャンルで選びました。
大事なのは読んで満足でなく実践です。
学んだことを1つでも行動に移して読書の価値を最大化しましょう。
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